【4月11日】YouTubeを更新しました。

僕の腎がん治療の副作用

ガン

腎がんが発覚してから3ヶ月。治療が始まってからはもうすぐ2ヶ月半。自分の中に癌があると言うことを、徐々に受け入れられつつある今日この頃です。

薬での癌治療と言うと副作用が強く、自分との戦いだというイメージがありました。腎がんと宣告され、薬での治療を受ける方の中には不安に思う人もいるのでは思います。

薬による効果や副作用にはもちろん個人差がありますので、ご参考程度にはなりますが、今回は実際に僕が腎がんの治療を受けてみて感じた、副作用について書いていこうと思います。

僕の腎がんの治療方法

がんの治療、で僕が真っ先に思い浮かべたのは【抗癌剤】でしたが、腎がんを完治させる1番の治療法は「癌のある方の腎臓を摘出または、一部切除すること」。なぜかと言うと薬で腫瘍を小さくしたり進行を遅らせたりすることが出来たとしても、完全に消滅させることは出来ないから、癌そのものを体から取っ払うのが一番だそうです。それは、他のがんでも基本同じです。

人間の体には腎臓が2つあり、片方を摘出してもある程度の機能を補ってくれるように残りの腎臓が肥大するため、1つ取っても日常生活に大きく支障が出ることはないそうです。もちろん腎臓に負担をかけない生活習慣を心がけないといけないと思いますが、人間の体ってよく出来てますよね。

しかし、僕が腎がんを宣告された時「すぐに手術できない状況」だと言われました。腫瘍が大きくなりすぎたり、他の臓器に遠隔単位が多く見られると、その時点では手術で摘出するのは不可能と判断されるそう。腎臓だけに腫瘍が留まっている人(ステージ1〜3)はほとんどの場合、すぐに手術が可能です。

では僕のような、発覚時点で手術ができない場合はどうするのか?薬で腫瘍を小さくし、手術しやすい状態にする「術前療法」を行います。

幸い現時点では肺や骨など、腎がんで転移しやすい臓器への転移はありませんでしたが、僕の場合は【①原発の腫瘍が大きい②心臓から腎臓を繋ぐ静脈にも癌が侵入していて、それが心臓近くまで伸びている】この2点が手術を難しくするため、手術できる状態にするためには腫瘍を小さくし、静脈内の癌が降ろす必要があります。

僕が術前療法で実際に使用している薬が「①分子標的薬」と「②免疫チェックポイント阻害薬」の2つです。

インライタとバベンチオ

僕が腎がんの術前療法で使用している治療薬は分子標的薬の「インライタ(アキシニチブ錠)」と免疫チェックポイント阻害薬の「バベンチオ(アベルマブ製剤)」の組み合わせになります。

それぞれの薬剤の効果を簡単に言うならば、分子標的薬は癌細胞だけを攻撃して癌を無くしたり進行を抑える効果が。免疫チェックポイント阻害薬は、その人自身が持っている免疫力から癌細胞が逃れようとするのを阻止する効果があるものになります。

今まではそれぞれ単体で使用されてきた薬剤ですが、ここ1年ほどでセットで使うことが認可された組み合わせだそう。(ちなみに僕が転院した大学病院では初診のつい1ヶ月前に運用開始されたそうで、少し運命を感じました。笑)

錠剤のインライタを1日2錠朝夕に飲んで、点滴のバベンチオを2週間に1回通院治療で打ってもらっています。

一般的な抗癌剤の副作用と言えば「髪が抜ける、食欲がなくなる、強い吐き気」などのイメージがあるけれど、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬ではそれらはほとんどありません。

だからと言って副作用が全く無いわけではありません。それぞれ個々に特徴的なものがありながらも、2つに共通する副作用もあったりします。では実際に、インライタとバベンチオを使用して僕が感じた副作用について書いていきます。

経験した副作用たち

発声障害

まず最初にやってきたのが発声障害です。恐らくインライタによる副作用で、飲用5日目くらいから「喉は痛くないけど、喉風邪を引いた時のような声になる」状態になりました。

この副作用に対しては特に何も対応はせず、1ヶ月程で無くなりました。のど飴を常に舐めていると少しマシになったような気がします。

肝機能障害

次にやってきたのが肝機能障害。自覚症状はありませんでしたが、血液検査の数値として現れました。ちなみに普段お酒はほとんど飲みませんが、入院時点で少し数値が悪かったそうで、腎がんそのものが肝機能を悪くしている可能性もありそうです。

これは対応する薬を飲むことで良くなりましたが、それで改善しない場合は休薬しなければならなかったそうな。「ウルソデオキシコール酸錠」という薬を、今でも毎食後に飲んでいます。

高血圧

治療開始1ヶ月で出現。通常120/70程度だった血圧が140/90くらいまで上がるようになりました。

最初は1日1錠でしたが、現在は1日2錠の降圧剤を飲むことで対応しています。(平均125/80程度に落ち着いています。)

降圧剤を飲んでも治らない場合は、休薬することもあるそうです。

手荒れ

治療開始1ヶ月で出現。乾燥から来る手荒れと言うよりも、「手がかじかんでいるような感覚」が日によって強く現れます。

普通に過ごしている分には支障はありませんが、錠剤を指で押し出しにくかったり、ペットボトルや缶が以前より開けにくくなったような気がします。

恐らくインライタの特徴的な副作用の1つである「手足口病」の何歩か手前まで来ているのかなと勝手に思っています。乾燥していると発症しやすいようで、手足の小まめな保湿をすることで予防をします。

口内炎

治療開始1ヶ月で出現。それ以降、一定期間に数回現れました。これはどちらの薬剤にも共通する副作用です。

ほとんどの場合は何も対処されませんが、僕は自身で口内炎パッチを薬局で購入し対応しています。

少なければいいんですが複数個できることもあり、食事や会話の際に痛みを感じてストレスになるので、患部を保護してくれるパッチタイプがおすすめです。

肌荒れ

治療開始1ヶ月で出現。元々出来やすい体質ですが、胸や背中など以前は出来ないようなところにニキビができるようになりました。それほど酷くはないので、医師による対応はありません。

どちらの薬の副作用なのかは分かりませんが、バベンチオには全身に湿疹が出来たりする皮膚障害が起こる可能性もあるそうです。

腹痛・下痢

治療開始2ヶ月で出てきました。それまではずっと便秘が続いていて便を柔らかくする薬を飲んでいたのですが、急に下痢症状が現れました。酷い時には1日2〜3回出たり、便がほとんど水のようになることも。下痢はインライタとバベンチオ、どちらにも共通する副作用で見極めが難しいです。

医師によると、バベンチオの副作用であった場合は下痢症状がより強く、薬を多く使用しても治らないことが多いのだとか。

僕の場合は3日ほどインライタを1日1回に変更し症状が改善。処方してもらった薬を飲むことでマシになったので、恐らくインライタによる副作用がかったのかなと思います。

ちなみに、下痢があることを伝えたことにより点滴治療(バベンチオ)を1回パスしました。

副作用は人それぞれ

以上が僕が経験した「腎がん術前療法の投薬による副作用」たちです。どんな副作用が現れるのか、強さはどれくらいなのかは人それぞれですが、参考になれば幸いです。

主治医の話によると「投薬をする期間が長くなればなるほど、副作用は増えていくもの」らしいので、副作用が現れたらその都度対処して、しんどくなれば思い切って休薬することも大事です。従来の抗癌剤と比べ副作用が少ないとは言え、下痢等は仕事や日常生活にも支障が出てしまいますからね。

副作用の強い症状に対しては追加のお薬を貰ったりと病院で対処してもらっていますが、口内炎や肌荒れなど軽い症状に対しては自分で対応しています。

もし、この副作用にはこれがいいよ!など対処法があれば、コメント等で教えてくだされば嬉しいです。

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